ブリーチの最終章「千年血戦篇」に登場する零番隊は、霊王と霊王宮を守るために選ばれた特別な死神部隊です。
しかし、ネット上では「零番隊は弱いのでは?」という噂も広がっています。
この記事では、零番隊のメンバー紹介から強さの秘密、死亡シーン、さらに復活の理由やその後についてまで詳しく解説します。
- 零番隊の構成や各メンバーの能力と役割
- 零番隊が全滅に至った経緯とユーハバッハの脅威
- 小説で明かされた零番隊の復活の仕組みとその後
零番隊は本当に弱い?結論は「強いがユーハバッハが異常に強かった」
零番隊は霊王と霊王宮を守るために選ばれた最高戦力であり、決して弱い部隊ではありません。
むしろその総力は護廷十三隊を凌ぐとまで言われています。
それでも「弱い」と見られてしまうのは、相手となったユーハバッハとその親衛隊があまりにも規格外の存在だったためです。
零番隊の強さは護廷十三隊を上回る
零番隊のメンバーは全員がかつての隊長格であり、それぞれが歴史を変える発明や創造を行った伝説的存在です。
兵主部一兵衛の「一文字」、二枚屋王悦の「斬魄刀創造」など、彼らの能力は尸魂界そのものの基盤を作ったものと言えます。
このため、零番隊は単体の強さ以上に死神社会の根幹を支える存在として特別視されているのです。
「弱い」と言われる理由と誤解
零番隊が「弱い」と言われる背景には、ユーハバッハ率いる星十字騎士団との戦いが大きく影響しています。
一度は親衛隊を倒したものの、ユーハバッハの力で復活・強化された敵に押し切られてしまい、結果として全滅。
この展開だけを切り取ると「期待外れ」と感じる人もいますが、実際には相手が異常に強すぎたというのが真実です。
零番隊とは?構成メンバーと役割
零番隊は正式名称「王族特務」と呼ばれ、霊王と霊王宮を守るために存在する特別な死神部隊です。
選ばれる条件は極めて厳しく、歴史に名を残す発明や創造を成し遂げ、霊王から認められる必要があります。
そのため零番隊は単なる強者の集まりではなく、尸魂界の仕組みそのものを形作った伝説的存在と言えます。
正式名称「王族特務」とは
「王族特務」は霊王直属の精鋭部隊を意味し、護廷十三隊とは役割が異なります。
護廷十三隊が瀞霊廷や現世の秩序を守るのに対し、零番隊は霊王宮を直接護衛する唯一無二の存在です。
その地位は隊長格の中でも別格であり、尸魂界全体の存続に直結しています。
零番離殿とメンバーの関係
零番隊の各隊員には「零番離殿」と呼ばれる拠点が与えられています。
この離殿は単なる住居ではなく、それぞれの隊員の霊力や能力と深く結びついており、後に「復活」にも関わる重要な要素となります。
つまり、零番隊は個の強さに加え、拠点と一体化した存在として尸魂界を支えているのです。
零番隊メンバー紹介と能力
零番隊は全員が隊長経験者であり、尸魂界に革命的な影響を与えた発明や創造を残した人物です。
それぞれが独自の零番離殿を持ち、能力と霊力が深く結びついています。
以下に主要メンバーとその能力を解説します。
兵主部一兵衛(まなこ和尚)|一文字の能力
尸魂界の開闢以来を知る存在で、霊王の親友。
斬魄刀「一文字」は筆の形をしており、書いた文字そのものに力を宿す特殊能力を持ちます。
この力で霊王宮を隠し敵を撹乱するなど、戦略的な働きを見せました。
麒麟寺天示郎(泉湯鬼)|治療と戦闘の二刀流
卯ノ花烈に回道を教えた人物で、尸魂界一の治療の達人。
その速さは随一で、斬魄刀「金毘迦」を操り戦闘力も高いです。
治療と戦闘の両立を可能にする、稀有な死神といえます。
曳舟桐生(穀王)|命の檻の力
義魂の概念を作り出した元十二番隊隊長。
能力「命の檻」は巨大な樹木の牢獄を展開し、霊圧を糧に成長し続けます。
捕まった相手は脱出不能とされるほどの強力な力です。
二枚屋王悦(刀神)|斬魄刀の創造主
全ての死神の斬魄刀「浅打」を生み出した創造主で、尸魂界における最重要人物の一人。
武器「鞘伏」で敵を斬り伏せ、星十字騎士団の親衛隊を強化前に倒した実績もあります。
斬魄刀の始祖とも呼べる存在です。
修多羅千手丸(大織守)|謎多き縫製能力
死覇装を編み出したとされる人物で、1000年以上前から存在していた可能性が高いとされます。
能力は「どんな物でも縫える」という特殊な力で、戦闘ではニャンゾルを撃破しました。
ユーハバッハとも面識があり、その正体や力の全貌は未だ多くの謎に包まれています。
零番隊の死亡シーンと全滅の真相
零番隊は護廷十三隊を凌ぐ戦力を誇りましたが、千年血戦篇ではユーハバッハと星十字騎士団の襲撃により壊滅的な結末を迎えます。
一度は親衛隊を退けることに成功しましたが、ユーハバッハの能力によって彼らが復活・強化され、戦況は逆転しました。
最終的に兵主部一兵衛を除く4人が敗北し、その後一兵衛もユーハバッハに倒され、零番隊は全滅します。
星十字騎士団との戦い
霊王宮を襲撃した親衛隊を迎え撃つ零番隊は、圧倒的な力で彼らを打ち破りました。
しかし、ユーハバッハの力によって親衛隊が蘇り、さらに強化されると状況は一変。
「一度勝ったのに再び敗北する」という流れが、零番隊の評価を下げる要因ともなりました。
ユーハバッハとの直接対決
最後に残った兵主部一兵衛は、親衛隊を撃破した後、ユーハバッハと対峙しました。
「一文字」を駆使して善戦するも、霊王級の力を持つユーハバッハには及ばず、敗北。
これにより零番隊は全滅し、霊王もユーハバッハに吸収されるという尸魂界最大の危機を迎えました。
零番隊の復活とその後
全滅した零番隊ですが、小説『Can’t Fear Your Own World』で彼らのその後が描かれています。
そこでは、零番隊の霊力が各自の零番離殿と連動していることが判明し、離殿が滅びない限り隊員は復活可能であるとされています。
つまり、彼らは完全に消えることのない、尸魂界の守護者として存在し続けるのです。
小説「Can’t Fear Your Own World」で描かれた真実
兵主部一兵衛は「自分の名前を呼ばれることで復活する」という特殊な能力を持っています。
実際に一護がその名を呼んだことで彼は蘇り、さらに一兵衛が他の4人の名前を呼ぶことで仲間も復活しました。
この仕組みにより、零番隊が一時的な全滅から再生できる理由が明かされたのです。
零番離殿と霊力のリンクによる復活
各隊員は自らの離殿と霊力がリンクしているため、離殿が存在する限り再び力を取り戻せます。
この特性こそが零番隊の真の強さであり、彼らが「不滅の守護者」と呼ばれる所以です。
逆に言えば、離殿ごと滅ぼさない限り零番隊は完全には消えないということでもあります。
復活した零番隊の役割と今後
復活後の具体的な活動は描かれていませんが、霊王宮の復興や尸魂界の安定化に尽力したと考えられます。
千年血戦篇のアニメオリジナル展開があれば、彼らのその後が描かれる可能性も期待されています。
零番隊は決して倒れたままでは終わらない存在であり、その復活は尸魂界の未来を象徴するものとも言えるでしょう。
ブリーチ零番隊は本当に弱いのか?まとめ
零番隊は決して弱い存在ではなく、むしろ尸魂界の根幹を支える最強部隊です。
全員が隊長経験者であり、斬魄刀や死覇装、義魂など、尸魂界の歴史に名を刻む発明を残した人物ばかり。
しかし、彼らが戦ったユーハバッハが霊王級の力を持つ規格外の存在であったため、全滅という結果を迎えてしまいました。
その後、小説で明かされたように彼らは離殿との霊力リンクによって復活を果たし、再び尸魂界の守護者として立ち上がります。
この仕組みを踏まえると、零番隊は「倒されたら終わり」ではなく、むしろ不滅の存在に近いとさえ言えるでしょう。
ブリーチ最終章のアニメ化では、彼らの戦いや復活がどのように描かれるのか、大きな注目ポイントとなります。
- 零番隊は霊王と霊王宮を守るための王族特務部隊
- 全員が隊長経験者で尸魂界の根幹を作った存在
- 総力は護廷十三隊を上回るがユーハバッハに全滅
- 兵主部一兵衛を中心に全員が復活可能と判明
- 復活の仕組みは零番離殿との霊力リンクに依存
- 小説「Can’t Fear Your Own World」でその後が描かれる
- アニメ「千年血戦篇」でも活躍が注目される



