BLEACH最終章「千年血戦篇」に登場する零番隊は、霊王宮を護衛する特別な存在であり、その力は護廷十三隊を凌ぐとされています。
そんな零番隊が「本当に全員死亡したのか?」「自害によって全滅したのか?」という点は、多くのファンが気になるテーマです。
この記事では、零番隊の死亡シーンを一人ひとり詳しく解説し、さらに小説で明らかになった復活の真相まで徹底的にまとめます。
この記事を読むとわかること
- 零番隊5人それぞれの死亡シーンと最期の描写
- ユーハバッハ率いる親衛隊との戦いの経緯
- 小説で語られた零番隊復活の仕組みと真相
零番隊は全員死亡したのか?結論を解説
BLEACH千年血戦篇では、霊王宮を護る零番隊がユーハバッハ率いる星十字騎士団との死闘に挑みました。
戦闘の末、零番隊は壊滅的な被害を受け、最終的に全員が死亡したと描かれています。
特に自害によるシーンは強烈な印象を残し、ファンの間で大きな議論を呼びました。
ユーハバッハ率いる星十字騎士団との戦い
星十字騎士団は聖別によって一度倒された後も復活し、零番隊に襲い掛かります。
当初は零番隊が優位に立っていたものの、ユーハバッハの能力によって流れが一変しました。
戦況の逆転は、この物語の大きな転換点となっています。
自害の衝撃シーンと全滅の描写
王悦・曳舟・麒麟寺の3人は、戦局を悟ったうえで自らの首に斬魄刀を当て、自害しました。
その瞬間、霊王宮に置かれた4つのロウソクのうち3つが消える描写が入り、彼らの死が明確に示されます。
この自害による全滅シーンは、原作でも特に衝撃的な場面の一つでした。
零番隊リーダー・兵主部一兵衛の死亡シーン
零番隊の頂点に立つ兵主部一兵衛は、尸魂界に存在するすべての物や事象に「名」を与えた人物です。
彼は斬魄刀の名をすべて知る唯一の死神であり、ユーハバッハからも特記戦力として警戒されていました。
そんな兵主部がどのように戦い、そして散っていったのかを見ていきましょう。
尸魂界での役割と能力
兵主部は斬魄刀「一文字」を扱い、その能力で対象から「名」を奪い、存在のあり方すら変えてしまいます。
真打「しら筆一文字」によってユーハバッハを「黒蟻」と名づけ、存在を変質させるほどの力を発揮しました。
尸魂界の基盤を作った存在であることから、彼の死は世界観全体に大きな意味を持ちます。
ユーハバッハとの激闘と敗北の瞬間
兵主部は「千里通天掌」を駆使してユーハバッハを霊王宮から突き落とそうと繰り返し挑みました。
しかし、ユーハバッハが本来の能力「全知全能」を取り戻したことで戦況は一変します。
最後は体の内側から破裂するほどの致命傷を受け、霊王宮最強の死神でさえ抗えなかったという無念の最期を遂げました。
零番隊第一官・麒麟寺天示郎の死亡シーン
零番隊第一官・麒麟寺天示郎は「東方神将」と呼ばれ、回復鬼道「回道」を創り出した人物です。
彼は尸魂界で治癒の権威として知られ、自作の温泉で死神たちを蘇生させる役割を担っていました。
そんな治癒の神髄を持つ男もまた、ユーハバッハ率いる親衛隊の前に倒れることとなります。
回道の創始者としての力
麒麟寺は「血の池地獄」と呼ばれる温泉で霊圧を回復させるなど、尸魂界の医療に革命を起こしました。
彼の存在があったからこそ、護廷十三隊の多くの死神たちは生き延びることができたといえます。
そのため、戦闘力より治癒力で突出した存在として位置づけられていました。
ニャンゾルとの戦いと最期
ユーハバッハ軍侵攻の際、麒麟寺は先陣を切って親衛隊と対峙します。
星十字騎士団のニャンゾル・ワイゾルの能力「紆余曲折」によって攻撃がすべて逸らされ、苦戦を強いられました。
結果として彼は親衛隊の侵入を許し、描写では既に死亡していた姿で登場し、読者に大きな衝撃を与えました。
零番隊第二官・曳舟桐生の死亡シーン
零番隊第二官・曳舟桐生は「南方神将」と呼ばれ、義魂の概念を創り出した人物です。
霊王宮にある自身の宮殿「臥豚殿」で料理を振る舞う姿が印象的で、その際に消耗した霊圧の影響で激痩せした姿へと変化する特性を持っています。
尸魂界の義魂の母とも言える存在ですが、彼女も戦いの中で命を落としました。
義魂の発明者としての存在
曳舟は尸魂界における義魂システムを生み出し、死神たちの活動を根本から支えてきました。
彼女の研究と力は戦闘だけでなく、日常的な死神の活動にも欠かせないものでした。
そのため、尸魂界全体の基盤を担う存在として高く評価されています。
命の檻による応戦と敗北
ユーハバッハ親衛隊の侵攻に際し、曳舟は巨大な樹木の結界「命の檻」を発動して敵を封じました。
一時は敵の進撃を抑えるものの、ユーハバッハの聖別によって進化したペルニダ・パルカンジャスらの力に圧倒されます。
最終的に彼女は倒れ、その姿が描かれた時には既に死亡していたことが示されました。
零番隊第三官・二枚屋王悦の死亡シーン
零番隊第三官・二枚屋王悦は「西方神将」と呼ばれ、斬魄刀の原型である浅打をすべて作り出した人物です。
彼は尸魂界における刀の歴史そのものであり、死神たちの戦いの根幹を支えてきました。
そのため斬魄刀を生んだ男として、読者からも特別な注目を集める存在でした。
斬魄刀を生み出した男
王悦は「鞘伏」という斬魄刀を用いて戦いますが、それ以上に彼が作り上げた浅打の存在が尸魂界全体にとって大きな意味を持っています。
戦闘では圧倒的な剣技を発揮し、親衛隊を瞬く間に斬り伏せました。
一時は親衛隊を全滅させるほどの力を見せつけましたが、事態は急展開を迎えます。
親衛隊との死闘と万物貫通による敗北
ユーハバッハが聖別を発動したことで、倒したはずの親衛隊が全員復活しました。
その中の一人、リジェ・バロの能力「万物貫通」によって王悦は胸を撃ち抜かれてしまいます。
曳舟や麒麟寺が援護するも力及ばず、尸魂界に斬魄刀をもたらした英雄の命は、無惨にもそこで絶たれました。
零番隊第四官・修多羅千手丸の死亡シーン
零番隊第四官・修多羅千手丸は「北方神将」と呼ばれ、死神たちが身にまとう「死覇装」を創り出した人物とされています。
性別は不明で、一人称を「妾(わらわ)」とする独特な存在感を持ち、華やかな衣装と神秘的な雰囲気が特徴です。
尸魂界の装束を作り上げた存在として、その功績は計り知れません。
死覇装を創り出した存在
千手丸は死覇装を通じて、死神たちの防御力と霊力運用を支えてきました。
彼女の功績がなければ、護廷十三隊の死神たちは今のように戦うことはできなかったでしょう。
そのため千手丸は死神社会の基盤を築いた功労者といえます。
卍解による反撃と復活した親衛隊の脅威
本物の零番隊として再登場した際、千手丸は卍解を発動し、圧倒的な力で親衛隊を撃破しました。
しかし、ユーハバッハの聖別によって親衛隊が復活し、再び戦況が逆転します。
その後の戦闘で彼女は頭部を撃ち抜かれ、零番隊最後の砦も倒れるという衝撃的な結末を迎えました。
零番隊は本当に終わったのか?復活の真実
千年血戦篇では、零番隊はユーハバッハ率いる星十字騎士団との戦いで全滅しました。
しかし物語はそれで終わりではなく、後の展開や小説で復活の真相が描かれています。
零番隊は本当に消えたのか、その仕組みを見ていきましょう。
原作コミックスでの兵主部の復活
コミックス67巻(611話)で、一護に名を呼ばれたことで兵主部一兵衛が復活します。
これは彼の能力「名付け」と深く関わっており、霊的な存在を呼び戻す力が示唆されました。
名前を呼ばれることで復活するという設定は、尸魂界の根源を司る存在にふさわしい仕組みでした。
小説「Can’t Fear Your Own World」で語られる仕組み
続編小説では、零番離殿が滅びない限り、兵主部が他の隊士の名を呼ぶことで復活できることが判明しました。
この力により、零番隊は死を超えて再び立ち上がる存在として描かれています。
つまり零番隊は死んでも完全には消えないということが公式に明らかになったのです。
BLEACH・零番隊の死亡と復活を総まとめ
千年血戦篇における零番隊は、ユーハバッハ率いる親衛隊との壮絶な戦いで全滅しました。
兵主部一兵衛、麒麟寺天示郎、曳舟桐生、二枚屋王悦、修多羅千手丸という尸魂界の根幹を支えた5人が命を落とす展開は、多くのファンに衝撃を与えました。
しかし小説や後の設定で彼らは完全には終わらない存在であることが明らかにされています。
兵主部の能力や零番離殿の仕組みによって、零番隊は「死んでも蘇る」特異な存在でした。
この設定はBLEACHの世界観における霊王と尸魂界の根幹に直結しており、零番隊の特別さを際立たせています。
死亡シーンの衝撃と、復活による希望の二面性こそが零番隊の物語の魅力といえるでしょう。
2024年から続くアニメ「千年血戦篇」のクライマックスでは、彼らの戦いと最期、そしてその後が映像で描かれています。
原作とアニメ、小説をあわせて見ることで、零番隊の死と復活の真実をより深く理解できるはずです。
ファンにとって零番隊は、まさに尸魂界を支える不滅の存在と言えるでしょう。
この記事のまとめ
- 零番隊は千年血戦篇で全員が死亡
- 兵主部一兵衛はユーハバッハに敗北
- 麒麟寺・曳舟・王悦は戦闘や自害で戦死
- 千手丸も卍解後に親衛隊の反撃で死亡
- 原作では衝撃的な全滅シーンが描写
- しかし小説で復活の仕組みが判明
- 零番隊は死んでも消えない特別な存在